SUSTAINA
BILITYサステナビリティ

1 脱炭素・環境保全の取り組みについて

環境負荷の低減

  • 環境負荷

当社は、事業運営におけるサステナビリティ重要課題のひとつとして環境負荷の低減を掲げ、全社をあげて取り組みます。

環境方針

  1. 企業活動、製品及びサービスが環境に与える影響を的確に捉え、環境負荷の低減に取り組むとともに、持続可能でよりよい社会の実現を目指します。
  2. 環境に関する法令、条例、その他当社が同意した関連基準を順守します。
  3. 環境負荷の低減に向けて、環境マネジメントシステムを構築し、環境パフォーマンスの継続的な維持、改善に取り組みます。
  4. 環境教育、社内広報活動により、環境方針を当社役職員及び当社の企業活動にかかわる人に周知するとともに、環境保護活動を通して地域社会に貢献します。

温室効果ガス排出量

政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、私たちができることは何か?を考え、実行に移してまいります。
具体的には、SHK制度(地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度)に基づき温室効果ガス総排出量を算定し、現時点での削減目標として、2030年度までに2016年度基準排出量(216,738t-CO2)からの25%削減を設定しております。

温室効果ガス排出量算定・報告・公開制度にもとづく国内直接・間接排出量.png

また、温室効果ガスの排出量は、その算定方法により対象とする範囲が異なることから、新たにGXリーグに基づく算定とそれを基にした総量目標も併せて公開いたします。2025年度までに2016年度基準排出量(225,905 t-CO2)の10%削減、および2030年度はSHK制度と同等の比率の25%削減を設定しております。

GXリーグ算定にもとづく国内直接・間接排出量.png


  • なお、GXリーグに基づき算定された排出量がSHK制度により算出された排出量よりも大きな数値となっておりますが、GXリーグの算出基準に基づき当社が社外に共有するエネルギー見合いのCO2排出量が含まれていることが主な要因となっております。 いずれの算出方法によるCO2排出量も、生産の効率化や省エネ対策を進めていることから、基準年に対し、目標値に向け減少傾向にあります。
    目標達成に向け、生産過程におけるCO2排出量の削減として、バイオマス燃料の有効利用や、ボイラーの燃料転換、濃縮缶の更新を進めていきます。

政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、私たちが出来ることは何か?を考え、実行に移して参ります。
具体的には、温室効果ガス総排出量について2030年までの削減目標(2016 年度比▲25%)を掲げております。目標達成に向け、生産過程におけるCO2排出量の削減として、バイオマス燃料の有効利用や、ボイラーの燃料転換を進めていきます。
海外の関連会社においても、当社からの技術支援により省エネルギー設備の導入を推進するなど、環境負荷の低減を目指していきます。

現在の取り組み

ボイラーの燃料転換

ボイラーの燃料転換(富士工場)

富士工場では、2025年2月にガスタービン発電設備が稼働を開始し、動力設備 における重油からガスへの燃料転換を実施しました。これによりCO2削減目標 達成につなげていきます。

バイオガス燃料の生産・利用

バイオガス燃料の生産・利用(タイ)

当社の関連会社であるAsia Modified Starch Co., Ltd.では、キャッサバ芋を原料としてタピオカでん粉および各種加工でん粉を生産しています。工場から排出される有機排水を利用し、バイオガスを発生させ、工場のボイラー燃料として利用しています。

研究開発の推進

  • 研究開発

私たちが提供する素材をご使用いただくことで環境への貢献につながる、そういった素材の開発にも注力しています。
私たちは1948年創業以来、再生可能資源であるとうもろこしを原料とした素材を開発し、多様なマーケットに提供してまいりました。
これら研究開発を通じ得られた技術をさらに発展させることで、環境への貢献につながるバイオマス素材の利用開発に積極的に取り組んでいきます。

プラスチックが海に排出

海洋生分解性プラスチックの技術開発

世界では、年間数百万トンのプラスチックが海に排出されており、海洋プラスチック汚染として問題視されています。当社は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクトに参画し、「優れた耐水性を有する生分解性でん粉複合材料の開発」をテーマに活動いたしました。(2019年度)