RESEARCH AND DEVELOPMENT研究開発

開放特許

弊社では、保有する知財の一部を開放特許データベース(※)に掲載しております。掲載された特許発明に関しましてご興味がございましたら、弊社研究所までお問い合わせください。
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昨今、炭素循環の観点からさまざまな樹脂の原料を石油化学系素材からバイオマス由来の素材へ切り替える研究が盛んに行われています。バイオマス由来の糖を原料として生成する5-ヒドロキシメチル-2-フルフラール(5-HMF)は、飲料用容器として広く普及しているPET樹脂を構成するテレフタル酸を代替する素材(FDCA)の中間体として注目されています。弊社では5-HMF合成時に課題であった副産物生成の問題を、活性炭触媒を用いることで解決しました。多くの5-HMF合成系で適用可能な技術であり、活性炭触媒は弊社食物繊維素材であるフィットファイバーの製造にも使用され、安定的な生産を可能としています。

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2021年04月19日

特許第4649571

細胞にRNAを導入する方法

導入すべきRNAとシクロデキストリン・デンドリマー結合体の存在下で細胞をインキュベーションすることによって細胞にRNAを効率よく導入することができ、導入したRNAによるRNA干渉により標的遺伝子の発現を抑制することができる

添加物が均一に溶解または分散した水を凍結させて塊状の氷を製造する方法において、前記水に、環状構造部分を有さないDE3~8のデキストリンを0.1~30質量%含有させることを特徴とする氷の製造方法。

水性溶媒中で、乳、全粉乳、脱脂粉乳、加糖粉乳、および調整粉乳からなる群から選ばれた一種または二種以上の乳または乳製品に有機酸を添加し、これを更に糖類、増粘多糖類、でん粉、および穀粉からなる群から選ばれた一種もしくは二種以上を含む食品用分散剤と混合して、該水性溶媒中でpHが3.0~6.0となるように調整して得られた製パン用改良剤であって、前記食品用分散剤100質量部当り、前記乳または乳製品を固形分換算で0.05・・・

原料であるカルボキシメチル化でん粉をpH8以下に調整し加熱処理することを特徴とする、膨潤抑制カルボキシメチル化でん粉の製造方法。

加熱膨潤度が、でん粉の由来が同じで且つカルボキシメチル化度が同じである、膨潤抑制されていないカルボキシメチル化でん粉の加熱膨潤度に対して、相対値にして0.7倍以下であるように膨潤抑制されていることを特徴とする膨潤抑制カルボキシメチル化でん粉。

でん粉に、前記でん粉の乾燥質量に対する有効塩素濃度が100ppm以上となるように次亜塩素酸および/または次亜塩素酸イオンを含有する次亜塩素酸水溶液による処理を行う工程を含み、pH4.0に調整した6質量%でん粉懸濁液のRVA分析におけるピーク粘度値に対する、pH9.0に調整した6質量%でん粉懸濁液のRVA分析におけるピーク粘度値の比が1.2以上であるカルボキシメチル化でん粉を得ることを特徴とするカルボキシメチル化・・・

ヘキソースを構成糖として含む糖質を、非修飾活性炭を触媒として使用して脱水反応させることを含んでなる、5-ヒドロキシメチル-2-フルフラールの製造方法。

2019年07月08日

特許第5648112

気泡剤、糖焙焼物およびその用途

フルクトースおよびスクロースからなる群から選択される少なくとも一つである糖質、または該糖質と他の糖質との混合物を加熱焙焼処理した糖焙焼物またはその還元物であって、  下記式に基づき、算出される色価が0.2~91.0である糖焙焼物またはその還元物、を有効成分とする気泡剤;  色価=(試料の610nm吸光度/吸光度測定に供した試料の重量%濃度)×100。

2019年07月08日

特許第5936880

米菓の品質改良剤および米菓

漂白タピオカでん粉、酸化タピオカでん粉、アセチル化タピオカでん粉、アセチル化漂白タピオカでん粉およびアセチル化酸化タピオカでん粉から選ばれる1種または2種以上の加工タピオカでん粉を含有することを特徴とするインディカ米米菓の品質改良剤。

ジンゲロールのOH基にグルコース、マルトースまたはマルトオリゴ糖が脱水縮合していることを特徴とするジンゲロール配糖体。

蛋白質含有飲食品中の蛋白質を分散させる蛋白質含有飲食品用分散剤であって、カルボキシル基含量が0.4~1.3質量%の範囲である酸化でん粉を含み、前記酸化でん粉の10質量%糊液冷解凍試験後における波長620nmにおける吸光度が、1以下であることを特徴とする蛋白質含有飲食品用分散剤。

2019年07月08日

特許第5615584

高純度エピラクトースの製造方法

ラクトースおよびエピラクトースを含む溶液を結晶化工程に付すことによりラクトースの一部を結晶化物として析出させること、析出した結晶化物を溶液から分離すること、上記結晶化物を分離して得られた溶液にβ-ガラクトシダーゼを作用させること、上記β-ガラクトシダーゼを作用させた溶液から単糖画分と二糖画分とをクロマト分離すること、および、上記二糖画分からエピラクトースを回収すること、を含むこ・・・

2019年07月08日

特許第5610425

水系塗料用組成物の製造方法

変性でん粉を含有する水系塗料用組成物の製造方法であって、でん粉の水酸基の一部を、ラジカル重合性官能基で置換することで変性でん粉を生成する変性でん粉生成工程を含み、前記変性でん粉生成工程を、でん粉とラジカル重合性不飽和基を有する酸とを、乾式反応で脱水縮合させることで実施し、前記変性でん粉の重量平均分子量が、300,000以下であることを特徴とする水系塗料用組成物の製造方法。

でん粉誘導体を含有する水系エマルジョンの製造方法であって、でん粉の水酸基の一部を、ラジカル重合性官能基で置換することで変性でん粉を生成する変性でん粉生成工程と、前記変性でん粉とラジカル重合性モノマーとを水系溶媒中で乳化重合する乳化重合工程とを含み、前記変性でん粉生成工程において、前記ラジカル重合性官能基への置換度が、前記でん粉の糖残基1個当たりの平均値で、0.01~1の範囲であり、前記乳化重合工・・・