時短勤務×通常勤務

CROSSTALK#3

産休・育休・時短&在宅勤務。
自由な働き方で多様なキャリアを積み上げる。

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H・T

研究所
次長兼研究一課長

2002年入社。応用開発課、大阪府立大学客員共同研究員、研究二課、研究一課、三菱商事への出向を経て、現在は研究所全体の研究開発業務および部門長補佐業務を担当。

TALK
MEMBER

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A・I

研究所
技術営業課所属

2007年入社。応用開発課、研究二課で食品用でん粉の開発および評価を担当し、2017年より技術営業課に。2019年に産休・育休を取得し2020年に復帰。2022年5月からリーダーに就任。

Q1お二人が所属する研究所の業務内容を教えてください。

H・T私は入社以来研究所勤務が中心で、これまで新製品開発などに携わってきました。現在は新規技術の導入やマネジメント業務が多いですね。応用開発課で製菓製パンの研究などをしていたときに、新卒で入社してきたのがA・Iさんです。

A・I入社してすぐの先生がH・Tさんで、最初は厳しい先輩という印象がありました。一緒に仕事をさせていただいて、考えることの大切さを教わりました。

H・Tそれは、A・Iさんが新入社員だったので、仕事のやりかた以前に「そもそも仕事の本質とはどんなことか」を伝えたかったからだと思いますよ。1、2年ぐらいは一緒に仕事をしましたよね。

A・Iそうですね、パン分野のアプリケーションの役割と視野を広く持つことの大切さを学びました。その後、食品用でん粉の開発、麺、惣菜と私の担当する分野は広がっていきましたが、当時の経験があってこそだと感謝しています。

H・T当時からA・Iさんは高い熱量を感じていましたよ。その後、しばらく接点はありませんでしたが、私が研究所の次長になったことがきっかけで、具体的な仕事の話をするようになりましたね。

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Q2A・Iさんは最近、産休・育休制度を活用したそうですね。

A・I私は2019年11月から産休・育休を取って、2020年9月に復職しました。時代の流れなのか、以前所属していた応用開発課でも現在の技術営業課でも、産休・育休経験者が多いですね。

H・T確かに出産を経て仕事に復帰する女性社員は増えています。でも当社は、時代の流れにかかわらず、社内の制度が、以前からきちんと整備されているのですよ。20年ほど前ですが、私の先輩が育休を2度、取得しています。

A・Iそうだったのですね! 私も経験者の先輩たちのお話を聞いて、復職をイメージしていました。私は入社当時から、一生、仕事をしていきたいと考えていたので、制度がきちんと整っている当社を志望しました。

H・T育児だけではなく介護もそうですが、会社全体として誰かが休職することに抵抗はないと思います。性別を問わず誰にでも当然起こりうることだと想定しながら、みんなが動いている感覚はありますよね。

A・Iそれは感じます。実際、休暇に入ると周りに負担をかけてしまうので、後ろめたい気持ちもありました。でも「お母さんはあなた一人しかいないから、仕事のことは任せて!」と皆さんに言っていただき、前向きに休暇に入ることができました。とても嬉しかったことを覚えています。

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Q3A・Iさんは現在時短勤務中です。どのような働き方をされていますか。

A・I現在、私は8時半から15時半までの時短勤務中です。休憩時間を除いた6時間の就業と決まっていて、その範囲であれば自由に就業時間を設定することができます。たとえば、9時から16時の勤務にしている人もいます。

H・T時短勤務は小学校3年までの子と同居し、養育する従業員は認められていますからね。在宅勤務も活用しているのですか?

A・Iそこまで頻繁ではありませんが、報告書の作成やレシピの組立など、デスクワーク主体の日は在宅にしていますね。最近は、Web会議、Web面談もフル活用しています。

H・T研究所は社員一人ひとりが業務のスケジュールを管理しているので、ある程度の裁量がありますよね。在宅と出社、仕事と育児の両立もしやすい環境だと思います。

A・I働く母親にはありがたいですよね。時短勤務だとあっという間に終業時間になるので、これまで以上に、作業の優先順位を確認しながら業務をするようになりました。

H・T育休に入る前は「残業することもできる」という心の余裕があったかと思いますが、時短勤務だとリミットがあるので、時間の使い方に工夫が生まれそうですね。一方で精神的な負担もあるでしょうから、そういったことに対しては、会社の仕組みを変えることで対応していければ良いと思います。

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Q4研究所におけるキャリアプランは、どのようなものなのでしょうか。

A・I私は育休から復職した後、時短勤務の状態で2022年5月から加工食品応用開発チームリーダーの業務を任されています。

H・Tそれは働き方の事情にかかわらず、A・Iさんに適性があったからでしょうね。一方で本人の負担が増えることは間違いないので、管理側からすれば「育児をしながら時短勤務で大丈夫なのか」という見方もあります。それらを踏まえて、A・Iさんが打診を受けたのでしょうから、それはとても良いことだと思いますよ。

A・Iこの職業に就いた理由や仕事に対する考え方は、両親の影響が大きいので、私も娘にいい影響を与えたいと思っています。働くお母さんのカッコいいところを見せたいな、と。

H・Tそれはすばらしいビジョンですよね。当社が尊重しているのは「本人がどうなりたいか」ということ。管理者側に進みたいのであれば、リーダーのポジションに任命したり、普段の業務で考え方を伝えたり、育成機会を提供していきます。逆に研究員として専門性を極めたいということであれば、そういった道を一緒に考えていきます。個人的にではありますが、将来的にA・Iさんには研究所の管理職になってほしいと願っていますよ。

A・Iありがとうございます。期待に応えられるように頑張ります。立場が変わると見える景色が変わってくるので、今まで見たことのない経験をしたいです。自分の力で、流行や新たなニーズをつくれるように仕事をしていけたら良いと思います。

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