INTERVIEW
#03

A・H

研究

A・H

富士本社:
研究所研究二課

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顧客目線を重視した研究で、
未来のヒットメーカーに。

01食品から工業製品まで幅広い開発ができる。

私は学生時代から「食品素材が人の健康に与える影響」について興味があり、就活初期から原料の研究開発を志していました。数ある食品関連会社の中でも、ひときわ魅力を感じたのが当社です。機能性食品も扱っており、飲食料品、工業製品、医薬品など幅広い用途にビジネスを展開していたため、入社を決めました。入社後は、念願の研究所に配属されました。現在は、でん粉とその他素材の複合化技術の開発を担当しています。具体的にはバイオマスであるでん粉をプラスチックなどさまざまな素材と配合することによる、低・脱炭素、炭素循環社会への貢献を目指して研究を重ねています。研究開発から生まれた当社製品が多くの人々の生活を支えていることを思うと、でん粉の新たな活用方法に試行錯誤する毎日に意義を感じます。

02ニーズを製品化して成功体験を生む。

研究所での仕事の醍醐味は、自分が考えたことをデータで示し、積み重ね、顧客のニーズと擦り合わせていくことで製品化につなげていけることです。製品の開発はもちろんのこと、製造手法の開発や市場情報収集、コスト削減などの目的もあり、検討内容は多岐にわたります。入社4年目にして、はじめてプラスチック代替素材の「スタークロス70PPi」という新製品をリリースできたのですが、自分の組んだ処方が良好な結果となり、さらなるスケールアップを実現できたことは、予想を上回る喜びでした。このプロジェクトでは、結果から考察を行い、目的とのズレや検討が不十分な項目がないかを細かくチェックする「試験計画策定」について学べたことも良い経験となりました。これらの業務を通して、自分が開発した製品が人々の生活を支えていくことを実感できる。そこに、やりがいを感じています。

03市場で売れるためにはプレゼンも重要。

将来は、ヒットメーカーになりたいです。そのためには試験の効率化だけでなく、市場調査技術、基礎知識の拡充、プレゼン能力向上などを進めていく必要があると感じています。ヒット製品というのはラボで試験をしているだけでは作れません。マーケティングも重要ですし、顧客や現場の人々がどう感じるのかも考慮しなければならないと思っています。私の専門であるバイオマスプラスチック事業はまだまだ可能性がある領域ですので、今後もトライ&エラーを繰り返し、粘り強く行動していきたいです。どのようなことにも目的を理解しながら好奇心を持ち、積極的に関わることでスキルアップを目指します。