シクロデキストリンって何??
ブドウ糖 (グルコース) の重合体であるでん粉にシクロデキストリン合成酵素を作用させることにより作られるブドウ糖が環状に6~8個連なったオリゴ糖で、環状オリゴ糖とも呼ばれています。
シクロデキストリンの分子は、バケツのような少し片方の端が狭くなった円筒形をしており、その内部が疎水性、外部が親水性を示します。
シクロデキストリンは、その内側の空洞に他の分子を取り込む包接という能力を有する特徴があります。

包接とは?
シクロデキストリンは、その内側の空洞にゲストを取り込む包接という能力を有する特徴があります。このように、他の成分を取り込むことにより、取り込んだ物質を光や熱などから保護したり、水に溶けやすくします。

何に使われているの?
シクロデキストリンは、その物質を取り込む性質を利用して、食品分野、医薬品分野、化粧品分野など多くの分野で使用されています。
食品分野
- お茶や各種エキスの苦味の抑制 (苦味物質のマスキング)
- ミカンの缶詰め (水に溶けない物質を可溶化)
- 紅茶の白濁抑制(ミルクダウン抑制)
医薬品分野
- 薬物を溶けやすくして吸収効率の増大 (可溶化)
- 各種色素やサプリメントの安定化 (外部刺激からの保護)
- 口腔内崩壊錠などの異味の抑制(マスキング)
化粧品分野
- 香料の持続時間の延長 (少しずつ放出する徐放化)
- 有効成分の分散・難溶性物質の可溶化
